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温熱性発汗とは、体温調節の為に出る汗のことで、私たちの体になくてはならない大切な機能です。
私たちの体は気温が上昇したり、食事を摂ったり、スポーツをして体を動かしたりした時などには、体温が上がるようになっています。
体温が上がりすぎると細胞がダメージを受けるため、体温が上がってくると脳が約37度に体温を保つように指令を出します。
その指令を受けるとエクリン腺という汗腺から汗が分泌され、体温が必要以上に上がらないようにしてくれます。
これは体の正常な働きであって、ほかの人と比べて多くエクリン汗が出る人もいますが、多汗症ではなく自然なことだと言えます。
緊張したり、驚いたりした時に出る汗も、この温熱性発汗に該当します。
もし、温熱性発汗がなければ体温調節ができなくなるため、体の中に熱がこもってしまいます。
うまく汗をかけないと熱中症になってしまい、生命が危うくなる可能性が非常に高くなるのです。
汗をかくのは見た目によくないので嫌だという人もいますが、暑い時に汗をかくのは普通のことで生命維持に不可欠なことなのです。
温熱性発汗は、人間の体に備わった素晴らしい機能だということを念頭に入れ、無理に抑え込まないようにしてください。