多汗症の遺伝の可能性

多汗症は、必ずしも遺伝によって決まるものではありませんが、全く遺伝することがないとも言い切れません。

多汗症の人は3人に1人の割合で、両親のどちらかが多汗症という場合があります。

たとえ両親や片方の親が多汗症でも、子供に絶対に遺伝するというわけではないのです。

多汗症が遺伝するというよりも、多汗症になりやすい体質が遺伝すると考えた方がいいでしょう。

自分が多汗症なので子供も多汗症になるかもしれないと、悩んでいる親もいることでしょうが、あまり悩む必要はないのです。

ただし、わきがは遺伝すると言われているので注意が必要です。

わきがが遺伝する割合は、両親のどちらもがわきがの場合は70%、どちらかがわきがの場合は40%程度です。

もし多汗症でわきがである場合は、子供に遺伝する可能性が高いと言えます。

とはいえ多汗症になったとしても、薬や手術などの治療法がありますし、治療するとほとんどが治るので心配しすぎることはありません。

子供が多汗症かもしれないと悩んでいるなら、一度専門医に相談することをおすすめします。